兄弟が減った、義兄とはいえ実に寂しい。
知恵ちゃんは5人兄姉の末っ子で今回、兄の訃報で2人きりの兄妹になってしまった。
昨年には姉を亡くしており、気丈に振る舞ってはいたが続けての訃報にショックは隠しきれていない様で珍しく機嫌が悪かった。

亡くなったのは一代で財を成した優秀な義兄で、価値観の違いか私など全く認めて貰えず、なかなか寄りつき難い存在であった。
しかし引退された近年、やっと「君みたいな生き方も悪くないなぁ」と、呟かれた事があって、あぁやっと認めて貰えたのかと嬉しかったのを覚えている。
先月、昨年亡くなった義姉の法事で、「少し喋らしてくれ」と演説をし、
語りも上手く久しく大勢の前で喋る機会も無かったのであろう。
帰りは車で送らせて貰ったのだが、すこぶる機嫌が良かった。
もう永くは無いと本人も覚悟しており、亡くなられるその日まで自宅で普段通り生活されていた。
寂しくなってしまったが、わたしもこう死ねたらとつくづく思う葬儀で有った。
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